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脱藩の道 > 詳細-008
小屋村
龍馬、惣之丞、俊平の3人は、韮ヶ峠から小屋村へと駆け下りて行った
韮ヶ峠から先は伊予の国、旧街道はほぼ一直線に小屋村(西予市野村町小松)へと下りて行く。龍馬、惣之丞、俊平の3人は、疾風の如く小屋村へと駆け下りて行った。舟戸川を渡り、屏風の如く岩がそそり立つ、上白滝、下白滝の真下を通る。そこに石灰岩の間からあふれ出る清水がある。龍馬はここで足を止め、汗を拭いのんだ。
男水
小屋は、大野ヶ原から流れる舟戸川の両側に、平屋建ての家が山腹にへばりつくように散在する集落である。土佐人からいう伊予街道の表通りは、小屋の庄屋前を通って、三ヶ峠を越えて大洲へ向かう。しかし龍馬は、小屋からわき道に入り榎ヶ峠へ向かっている。

ここは伊予大洲領、勤王藩と聞こえていながら、関所の取り締まりの厳しさは予想されるところ、梼原に生まれ、伊予の地理を熟知する道案内人の俊平が、細心の注意をして、庄屋番所のないわき道へと導いたものと考えられる。

村上恒夫著「歩いてみよう坂本龍馬脱藩の道」より
▼男水自然公園

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