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第3回龍馬脱藩川下り
待ちに待った龍馬脱藩川下りを体験
4月下旬にしては寒い脱藩だった
 文久2年(1862)3月27日、坂本龍馬と沢村惣之丞は、脱藩の際、川舟で肱川を下って、長浜の江湖の港に着き、豪商の冨屋金兵衛邸に一泊した。この史実を基に、大洲市観光協会長浜支部(大洲市役所長浜支所 地域振興課)は、肱川を下る龍馬脱藩の姿を再現し、川下りが体験できる「第3回龍馬脱藩の川下り&ウォーキング」を2013年4月20日に開催した。参加者は川下りの部とウォーキングの部を合わせて約130人。その内、川下りの部20名。
 募集開始日の3月15日午前9時、大洲市役所長浜支所地域振興課の担当者へ申込みの電話をしたほど、私にとって龍馬脱藩川下り体験は待ちに待った企画であった。私は4年前、八多喜から長浜まで龍馬脱藩川下りの企画に参加するため東京から飛行機に乗って帰ってきたが、当日強風のため肱川を川舟で下ることができなかった。その悔しい思いがあり、以前から龍馬脱藩川下りには特別な思いを持っていた。
川下りのコースは、大洲市白滝の滝川樋門付近から長浜の江湖の港付近まで約7キロ。当日の天気は曇り。4月下旬にしては寒い。会場の長浜港湾緑地で少し早く受付を済ませる。主催者の開催挨拶の後、出発地点の白滝まで車にて移動した。乗る舟は屋根付きのうかい舟で、大洲からトラックに乗せクレーンで運んだらしい。かなりお金がかかっているようだ。今回、使用する舟は、3隻、先頭の舟は、坂本龍馬役と沢村惣之丞役の長浜高校の学生さんが乗り、2番目・3番目の舟に参加者が乗り込んだ。
午前10時30分頃、白滝の滝川樋門付近を出発。はじめは手漕ぎでゆっくり肱川を下る。目の前には龍馬役と惣之丞役の後ろ姿、龍馬脱藩の再現を思わせる光景に新聞社やケーブルテレビのカメラマンが熱心に撮影。今回、長浜観光ボランティアガイドの山本慧子さんが、白滝から長浜まで下調べをされた資料を基に龍馬脱藩川下りを案内。最後に冨屋金兵衛邸の前で、村上恒夫先から貴重な講話を聴く。今回の龍馬脱藩川下りは、寒さとトイレの我慢であまり楽しむことができなかった。残念。
左上:出発地の滝川樋門(白滝)付近、右上:ケーブルテレビのカメラマンさんが熱心に撮影
左下:龍馬脱藩の道を解明された村上恒夫先生、右下:ガイドの山本慧子さん
左上:坂本龍馬役と沢村惣之丞役の長浜高校生、右上:河辺から脱藩の道案内人の方々
左下:船頭さん向風の中、手漕ぎでご苦労様、右下:やっと長浜大橋(赤橋)見えてきた
右上:到着地で待つスタッフの方々、左下:脱藩のとき龍馬と惣之丞が降りた江湖の港
左下:最後に、龍馬と惣之丞が泊まった冨屋金兵衛邸の前で村上先生の講話を聴く
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